励まさないでください

ちょうど2週間前が火葬の日だった。

 

おかしなもので、当日は忙しくて考える暇もなかったことが頭にポコポコ浮かんでくる。

 

あの1時間程の間に、お父さんの肉体は、炉の中で灰になった。当日はお別れに来てくださった方々とお話ししていて、その具体的なプロセスを考えてる暇がなかった。今日になってやっとそこまで考えが及んで、お父さんのこの世での肉の命は朽ちたのだ、という肉体の完全集結宣言を受けたような気がした。

 

キツイ。何にも手につかなかった。時差ボケと風邪気味もあったとしても、こうまではならんだろ。

 

お父さんは、23年間もいろんな病や怪我と闘って来たし、今は体の苦しみから解放されて・・・(以下略) って言えるのは比較的楽な日なんだよ。それは本当かもしれないけど、だから何なんだよ悲しいのが楽にでもなるのかよそうじゃねえだろう話が違うぞふざけんな、という典型的な嘆きのサイクルぐるぐる(本日のメニューは怒りと落ち込みでございます)←イマココなんだよ。

 

いつか楽になると分かっていても、トンネルの出口を見たいとも思わない日がある。意識の低い(基準には個人差があります)コンテンツ三昧でシャワーも浴びずにただ丸くなっていたい日がある。今日はそういう日だから、お願いします、励まさないでください。