がんばった。

前回の日記?は、2年も前に書いたんだった。

PTSDのセラピーが、そろそろ終わりに近づいている。いやー、がんばった。先生に導かれながら、がんばったぞ。

いろいろふんぎりがついた。

今年のはじめ、会社をやめた。腰を痛めて、体もおかしくて、医療休暇を取って、4ヶ月の間いろいろ悩んで考えて、出した結論。職場は楽しかったし、同僚は大好きで、今もこれからも大事なお友達。でもわたしのこれからは、また別の道。はっきりは見えないけれど、自分でこれから草をかき分けて開いていく道。けもの道。

会社辞めてまもなくロックダウンに入っちゃったのも、フラフラせずにうちで手を動かして何でもいいから何かものを作ることに集中できたきっかけだった。マスクいっぱいつくって、絵を描いて、そしてごはんを毎食作って・・・(これはまだまだ続く。ぐわー)。コンピューターは用事のある時や何か書き物するときだけで、あとは手は自由に何かを作っていた。あ、そうか、私の手は、キーボードから自由になって、何かを作りたかったのかもしれないな。仕事やめたのも、手が「自由にさせてください」と、頭に働きかけていたのかもしれないな。

PTSDのセラピーでは、最後にいろんなトリガーを自己肯定感と結びつけるような作業をする。以前はビクビクさせられていたトリガーに対しても、不思議と落ち着いた気持ちで対峙できるようになる。それは、今までなかったところに、何かを作っていくような感じのする作業で、自分自身という建物を建てていて、その過程で鉄筋が加えられているような感じ。以前の自分のイメージは、家の片側の柱が折れて傾いているような家屋だったけれど、今は柱がしっかりと強化されて再建されてる感じ。先生は、それはまさに脳の中でパスウェイが作られているからだよ、と言っていた。

わたしの体の問題は消えてなくなるわけでもないし、わたしの人生から突然問題が消えるわけではない。でもセラピーによって、そういう物事に対して、以前にはなかった自己肯定感を持って臨むことができるというのは、ほんとに天と地の違い、180度の変化だ。あの生きにくさから解放されつつあるなんて、以前は想像もできなかった。

ところでこの変化は、髪型にも出てきている。まず、去年、おでこをだすことができるようになった。それまでは顔を出すのがいやで、前髪は目のギリギリまであった。その後、仕事をやめたころから、白髪染めをやめた。そして今度は、髪をバッサリ切って、長さでは夫とかわらないくらいの、かなりのショートにした。ずっとショートにしたかったけど、人の目を気にしてたり、自分でも自分をさらけだすのが怖くて、できなかった。それができるようになって、気に入っている。こんな気持ちよさ、以前は想像もできなかった。

セラピーできてよかった。本当によかった。まだ終わってないけど、本当に感謝してる。